副業をされている方は、12月末を一区切りとして、1年分の収入を確定申告しないといけません。
例年は、3月15日が期限ですが、(個人事業者の消費税の申告期限は、例年は3月31日)令和3年は、コロナの影響で4月15日が期限となっています。
確定申告は、申告の方法を勉強しないといけないとか、かなり面倒くさいイメージがあります。しかし、確定申告をしないのは税金を納めないことであり、みんなの税金を窃盗している形になります。
イケメンの人気お笑い芸人が確定申告を面倒くさがって、やっていなくて謝罪会見や番組降板などの騒ぎになったのが記憶に新しいところです。
ちなみに、収入が20万円未満だと確定申告をしなくてもよいという巷の噂がありますが、間違っています。所得税は20万円未満だと申告をしなくてもよいのですが、住民税は申告が必要です。
副業の確定申告は意外と簡単ですので、きちんと行うようにしましょう。
現代では、確定申告のソフトも発売されていますので、利用するのもよいでしょう。
また、高い報酬を払う事になりますが、税理士に頼んだり、税務署や確定申告会場に何度か足を運んで、職員に聞くのも良い方法です。
一度確定申告を経験すれば、きちんと申告のやり方をメモしておけば、毎年ほぼ同じ手順ですので、次回からは比較的スムーズに行う事が出来ます。
副業の確定申告書が簡単な理由は、決算書や収支報告書が基本的には不要だからです。
副業の収入は、雑所得として申告します。
副業は事業所得として申告をするべきではないかという考え方もありますが、基本的には規模が小さければ雑所得になりやすいですし、事業所得として申告をするのなら、決算書や収支報告書が必要になり、申告はかなり大変になってきます。
しかし、規模が大きければ相当な収入があるでしょうし、個人事業者に対する控除も受けられて節税が出来ますので、税理士を利用してでも、事業所得として申告をしましょう。
雑所得の申告で記入する書類は、確定申告書A(第一表)と確定申告書A(第ニ表)だけです。金額を数ヶ所記入するだけですので、すぐに終わってしまいます。
本業の給料の金額と所得金額、副業の経費を引く前の収入と経費を引いた後の金額を記入します。あとは、社会保険料や生命保険料の金額がわかる書類を持って税務署に行き、教えてもらえば無事作成は完了できます。
会社に副業をしている事がバレたくなければ、申告書の住民税の徴収方法の欄は、自分で納付をするを選択しましょう。